「ネット証券でインデックス投資を始めたいけど、失敗したらどうしよう…」
「証券会社の人に言われるがまま、よく分からない商品を買わされたら…」
その不安、私も3年前に同じように感じていました。
私は銀行の窓口で勧められるまま、手数料が年率1.5%もかかる投資信託を契約してしまいました。その後、ネット証券でインデックス投資という存在を知り、乗り換えた時、手が震えました。
画面に映る『0.09%』という数字。私が払っていた『1.5%』。電卓を叩く指が、怒りで震えているのが分かりました。
「手数料の差だけで、本来得られたはずのリターンが大きく減少していた…」
失った機会を想像するたび、胸が締め付けられました。”あの7万円分で海外旅行に行けた…””子どもの習い事を1年分増やせた…”
でも、この失敗があったからこそ、私は本当の「賢い投資の始め方」を学ぶことができました。そして今、あなたに同じ失敗をしてほしくない。その一心で、この記事を書いています。
この記事では、ネット証券でインデックス投資を始める方法を、初心者の方でも迷わず実践できるよう、3つのステップで徹底解説します。
【重要】本記事をお読みになる前に
- この記事は、筆者の個人的な投資体験に基づく情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません
- 投資には元本割れのリスクがあります。過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません
- 投資判断は、ご自身の責任において行ってください
- 本記事の情報は2025年11月22日時点のものです。最新情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください
- 筆者は金融商品取引業者ではありません。専門的なアドバイスが必要な場合は、ファイナンシャルプランナーや金融機関にご相談ください
この記事は、こんなあなたのために書きました
✓ ネット証券でインデックス投資を始めたいが、何から手をつければいいか分からない
✓ 20代〜40代で、将来のために資産形成を始めたいと考えている
✓ 投資の知識はほぼゼロだが、老後が不安
✓ 銀行や証券会社の窓口で勧められる商品が、本当に良いのか分からない
✓ NISAという言葉は聞いたことがあるが、使い方が分からない
✓ 忙しくて、投資に時間をかけられない
✓ 損をするのが怖くて、一歩を踏み出せない
もし1つでも当てはまるなら、この記事はあなたのためのものです。
目次
- なぜネット証券でインデックス投資なのか?|私の失敗体験
- 【ステップ1】ネット証券の選び方|インデックス投資におすすめの証券口座
- 【ステップ2】インデックスファンドの選び方|銘柄選定のポイント
- 【ステップ3】NISA口座での積立設定方法|自動投資の始め方
- よくある質問|ネット証券とインデックス投資の疑問に答えます
なぜネット証券でインデックス投資なのか?|私の失敗体験
銀行窓口での失敗が教えてくれたこと
投資を始めたい。でも知識はゼロ。そんな時、まず思い浮かぶのが「銀行に相談」ではないでしょうか?私もそうでした。
給料の振込先として使っている、あの馴染みの銀行。窓口の方は親切で、「初心者の方にも安心です」と笑顔で商品を勧めてくれました。私は、その言葉を信じました。
でも、後から気づいたのです。銀行の窓口で売られている投資信託の多くは、手数料が驚くほど高いということに。
なぜか?答えは単純です。銀行には店舗があり、スタッフがいて、その人件費や家賃をカバーする必要がある。だから、手数料が高い商品を販売するのです。
私が契約した商品の信託報酬は年率1.5%。今、私がネット証券で積み立てているインデックスファンドは0.09%。その差、実に16倍以上。
ネット証券とインデックス投資の出会いが私を変えた
失敗に気づいてから3ヶ月間、私は何もできずにいました。”もう投資なんてやめよう…” 何度そう思ったことか。
そんなある日、書店で偶然手に取った一冊の投資本に、こんな言葉がありました。
「ネット証券でインデックス投資をすれば、知識がない人ほど成功する」
その言葉に、私は救われました。”知識がないことは、弱点じゃない。余計なことをしない強みになる”
翌日、私はすぐにネット証券の口座開設を始めました。
あれから3年7ヶ月。今では、ネット証券でのインデックス投資は私の生活の一部になっています。
あなたも今、こんな不安を抱えていませんか?
“間違った商品を選んで、大切なお金を失ったら…”
“ネット証券って本当に安全なの?”
“インデックス投資って、本当に初心者でもできるの?”
“家族に『何やってるの』と呆れられたら…”
その気持ち、3年前の私と全く同じです。私も、投資の話になると、周りの目が怖くて誰にも相談できませんでした。
でも、正しい方法を知れば、この不安は消えます。
【ステップ1】ネット証券の選び方|インデックス投資におすすめの証券口座
この10分間の手続きが、あなたの人生を変えます。大げさではなく、私は本当にそう感じています。
ネット証券でインデックス投資を始めるべき3つの理由
ネット証券とインデックス投資の組み合わせは、初心者にとって最適な選択です。私が実際に3年7ヶ月使って実感した理由をお伝えします。
理由1:手数料が圧倒的に安い
ネット証券は、人件費や店舗コストがかからない分、私たちユーザーに還元されています。
私が感じた効果:
- インデックスファンドの信託報酬が0.1%以下
- 売買手数料も無料または格安
- 年間で数万円の差(長期では数百万円の差になる可能性)
対面証券との比較:
- 対面証券:信託報酬1.0%〜2.0%程度
- ネット証券:信託報酬0.05%〜0.2%程度
この差は、インデックス投資のような長期投資では致命的です。
理由2:インデックス投資に最適な商品が豊富
ネット証券では、低コストなインデックスファンドのほぼ全てが購入可能です。
- eMAXIS Slimシリーズ
- SBI・Vシリーズ
- 楽天・Vanguardシリーズ
- ニッセイシリーズ
対面証券では取り扱っていない商品も多く、ネット証券なら選択肢が豊富です。
私は「この商品がない」と困ったことは一度もありません。
理由3:24時間いつでも取引・設定変更が可能
ネット証券なら、インデックス投資の積立設定が、自宅で24時間いつでもできます。
- 銀行の営業時間を気にする必要なし
- 夜中に思い立っても、すぐに設定変更できる
- スマホアプリで外出先からも確認可能
仕事で忙しい方、子育て中の方にとって、この利便性は計り知れません。
インデックス投資におすすめのネット証券2選を徹底比較
私が実際に使って「これなら友人にも勧められる」と感じた、インデックス投資に最適なネット証券2社をご紹介します。
【SBI証券】インデックス投資の総合力No.1
公式サイト: https://www.sbisec.co.jp/
インデックス投資での強み:
- 低コストなインデックスファンドの取扱数が業界トップクラス
- 「SBI・Vシリーズ」など独自の低コストファンドも充実
- Tポイント、Pontaポイント、Vポイントなど、ポイント選択肢が豊富
- NISA口座でのインデックス投資に完全対応
私が感じた魅力:
口座開設数No.1という安心感。多くの投資家が使っているという事実は、初心者には心強いです。情報量も多く、「分からないこと」をサイト内で解決できます。
正直なデメリット:
機能が多すぎて、最初は少し画面に戸惑うかもしれません(ただし、私は1週間で慣れました)。
【楽天証券】楽天ユーザーならインデックス投資がさらにお得
公式サイト: https://www.rakuten-sec.co.jp/
インデックス投資での強み:
- 楽天カード決済でインデックスファンドを積立すると、楽天ポイントが貯まる
- 貯まったポイントでさらにインデックスファンドが買える
- 画面デザインが直感的で、初めてのネット証券でも迷わない
- 楽天銀行と連携すると、普通預金の金利優遇特典も
私が感じた魅力:
楽天ポイントが貯まる・使える好循環。スマホアプリの使い勝手が良く、インデックス投資の積立設定が非常に簡単でした。
正直なデメリット:
楽天経済圏を使っていない方には、ポイントのメリットが薄い可能性があります。
ネット証券比較表|インデックス投資ならどちらを選ぶ?
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 口座開設数 | 業界No.1 | 業界2位 |
| インデックスファンド取扱数 | ◎ 非常に豊富 | ◎ 非常に豊富 |
| 最低積立金額 | 100円〜 | 100円〜 |
| 積立頻度 | 毎日/毎週/毎月 | 毎日/毎月 |
| ポイント還元 | Tポイント/Ponta/Vポイント | 楽天ポイント |
| スマホアプリの使いやすさ | ○ 良い | ◎ 非常に良い |
| NISA対応 | ◎ 完全対応 | ◎ 完全対応 |
| こんな人におすすめ | 総合力で選びたい人、将来的に投資の幅を広げたい人 | 楽天経済圏を利用している人、シンプルな画面を好む人 |
結論:どちらもインデックス投資に最適
正直に言います。どちらのネット証券を選んでも、インデックス投資を始めるには十分な環境が整っています。
- 楽天カードや楽天市場を使っている → 楽天証券
- 特定のポイント経済圏に属していない → SBI証券
この基準で選べば、まず間違いありません。
重要: どちらの証券会社も、金融庁に登録された正規の金融機関です。安心してご利用いただけます。
ネット証券の口座開設は「スマホ10分」で完了|実際の手順
「面倒な手続きがあるんじゃないか…」そう思っていた私ですが、ネット証券の口座開設は、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単でした。
必要なもの(私が用意したもの)
- マイナンバーカード(なければ運転免許証+通知カード)
- 銀行口座(給料が振り込まれる口座でOK)
- スマホ(書類の写真を撮るだけ)
- メールアドレス
ネット証券の口座開設の流れ(私の場合)
所要時間:約10分
- 公式サイトで「口座開設」ボタンをクリック(深夜2時でもできました)
- メールアドレス登録→個人情報入力(約5分)
- スマホでマイナンバーカードを撮影→アップロード(約3分)
- 数日〜1週間程度で、ログイン情報が届いて開設完了
私がつまずいたポイント
「NISA口座も同時に開設する」というチェック欄を見落としそうになりました。
必ずここにチェックを入れてください。後から申し込むと手間が増えます。
NISA口座は、インデックス投資で税制優遇を受けられる非常に重要な口座です。後ほど詳しく解説します。
【ステップ2】インデックスファンドの選び方|銘柄選定のポイント
数百本ある商品リストを見た時の絶望感。でも安心してください。ネット証券でインデックス投資を始めるなら、選ぶべき商品はたった1本でいいんです。
「種類が多すぎて選べない…」という地獄を経験
ネット証券の口座を開設した私を待っていたのは、数百本もある投資信託のリスト。
「バランス型」「テーマ型」「アクティブ型」…専門用語の嵐に、私は完全に思考停止しました。「結局、どのインデックスファンドを選べばいいの?」と、3日間悩み続けました。
でも、書籍を読み、金融庁のサイトを確認し、ようやく理解したのです。
ネット証券でインデックス投資を始めるなら、銘柄選びは実は「2択」でいいということを。
インデックス投資の王道|全世界株式と米国株式を徹底比較
ネット証券でインデックス投資を始める際、大きく分けて2つの選択肢があります。
【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】通称「オルカン」
特徴:
- これ1本で、世界約50カ国・約3,000社に分散投資
- 究極の「これだけでいい」インデックスファンド
- 世界経済全体の成長に投資する考え方
- ネット証券なら100円から購入可能
私がこれを選んだ理由:
「米国が今後も成長し続けるかは分からない。でも、世界経済全体は長期的に成長してきた歴史がある」。そう考えたからです。
国を絞るより、世界全体に分散投資する方が、私には安心感がありました。
信託報酬: 年率0.05775%程度(2025年11月時点)
ネット証券での取扱: SBI証券、楽天証券、その他主要ネット証券で購入可能
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
特徴:
- アメリカの優良企業500社(Apple、Microsoft、Amazonなど)に投資
- 過去数十年のリターンは全世界株式を上回ってきた実績
- 米国経済の成長に投資する考え方
- ネット証券なら100円から購入可能
こんな方におすすめ:
「これからもアメリカが世界経済の中心であり続ける可能性が高い」と考える方。過去のデータを見ると、確かに米国株のリターンは魅力的です。
信託報酬: 年率0.09372%程度(2025年11月時点)
ネット証券での取扱: SBI証券、楽天証券、その他主要ネット証券で購入可能
インデックス投資の選び方:迷ったら「オルカン」
正直に言います。どちらを選んでも、ネット証券でのインデックス投資として優れた選択肢です。
両者の差は、長期で見ればそこまで大きくないというのが、多くの専門家の見解です。大切なのは、「どちらかを選んで、早く始めること」。
私は、究極の分散を求めて「オルカン」を選びました。でも、米国の成長を信じる友人は「S&P500」を選んでいます。どちらも、3年後には着実に資産を増やしています。
注意: 過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
インデックスファンドの選び方|信託報酬が最重要ポイント
ネット証券でインデックス投資を始める時、私が最も重視したのが「信託報酬」です。
これは、保有している間ずっと払い続けるコスト(手数料)。わずかな差が、長期では大きな差になります。
私の失敗例:銀行 vs ネット証券
| 項目 | 銀行窓口 | ネット証券 |
|---|---|---|
| 信託報酬 | 年率1.5% | 年率0.05775% |
| 100万円を20年運用した場合の手数料総額(概算) | 約30万円 | 約1.2万円 |
| 差額 | – | 約28.8万円の節約 |
※簡易計算のため、実際の金額とは異なる場合があります
この数字を見た時、私は背筋が凍りました。「どれだけ機会損失があったのか…」と。
ネット証券でインデックスファンドを選ぶ基準
必ず、信託報酬が年率0.2%以下、できれば0.1%以下の商品を選んでください。
おすすめの低コストインデックスファンド(ネット証券で購入可能):
- eMAXIS Slimシリーズ:業界最低水準の信託報酬を目指す
- SBI・Vシリーズ:SBI証券独自の超低コストファンド
- 楽天・Vanguardシリーズ:楽天証券で購入可能な低コストファンド
ネット証券なら、これらの優良インデックスファンドが全て購入可能です。
ただし、これは特定商品の推奨ではなく、「低コストな商品を選ぶべき」という原則をお伝えしています。
【ステップ3】NISA口座での積立設定方法|自動投資の始め方
この設定を終えた時、私は思わず小さくガッツポーズをしました。『やった。私も、ネット証券でインデックス投資家の仲間入りだ』と。
ネット証券でインデックス投資を始めるならNISA口座は必須
ネット証券でインデックス投資を始める際、必ず活用したいのが「NISA(ニーサ)」という制度です。
私が理解した「NISA」の凄さ
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。例えば、10万円の利益が出たら、約2万円が税金として徴収されます。
でも、NISA口座なら、この税金がゼロ。10万円の利益は、まるごと10万円が自分のものになります。
つみたて投資枠(旧:つみたてNISA)の概要:
- 年間投資上限:120万円(月10万円)
- 非課税保有期間:無期限
- 対象商品:金融庁が認めた低コストなインデックスファンド等
私の実感:
3年間で得た利益の約20%分、つまり数万円分の税金を支払わずに済んでいます。これは非常に大きいです。
ネット証券でのNISA口座開設方法
ネット証券で証券口座を開設する際に、「NISA口座も同時に開設する」という項目にチェックを入れるだけで利用できます。
重要: NISA口座は1人1口座までしか開設できないため、最初にきちんと手続きすることをおすすめします。
ネット証券での積立設定|「毎月・自動・ほったらかし」が成功の秘訣
ネット証券でインデックス投資を始める上で最も大切なこと。それは、「毎月、決まった日に、決まった金額を、自動で買い続けること」です。
私の実際の設定(実例)
ネット証券: 楽天証券
口座: NISA口座(つみたて投資枠)
インデックスファンド: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
頻度: 毎月1日
金額: 3万円(無理のない範囲で設定)
決済方法: 楽天カード決済(ポイントが貯まるため)
この設定を一度してしまえば、あとは何もしなくていい。これが、ネット証券でインデックス投資をする最大の魅力です。
ネット証券での積立設定手順(楽天証券の場合)
所要時間:約3分
- 楽天証券にログイン
- 「NISA」タブをクリック
- 「積立設定」を選択
- インデックスファンドを検索(例:「eMAXIS Slim 全世界株式」)
- 積立金額・積立日・引落方法を設定
- 内容を確認して「設定する」をクリック
驚くほど簡単でした。
SBI証券も同様の手順で設定可能です。各ネット証券のサイトに詳しいマニュアルがあるので、安心してください。
ネット証券でインデックス投資を続けるコツ|「見ないこと」
設定後、私は最初、毎日のようにネット証券の口座をチェックしていました。「今日は増えてる?減ってる?」と。
でも、これは間違いでした。
短期的には、資産は上がったり下がったりします。それを見るたびに一喜一憂していては、精神的に疲れてしまいます。
今の私は、月に1回チェックするだけ。いや、正直に言えば、3ヶ月に1回くらいしか見ていません。
「見ないこと」「感情を排除すること」。これが、ネット証券でインデックス投資を成功させる秘訣です。
よくある質問|ネット証券とインデックス投資の疑問に答えます
Q1: ネット証券でインデックス投資を始めるには、最初はいくら必要ですか?
A1: 私は最初、月1万円から始めました。
大切なのは、金額ではなく「始めること」。そして「続けること」です。
ネット証券では、インデックスファンドを月100円から購入できます。まずは、「生活に支障が出ない金額」で始めてください。
私の感覚では、月収の5〜10%程度が無理のない範囲だと思います。ただし、これはあくまで私の考えであり、ご自身の家計状況に合わせて判断してください。
Q2: ネット証券って本当に安全ですか?対面証券の方が安心では?
A2: この不安、私も最初に感じました。
でも、調べて分かったことがあります。
ネット証券も対面証券も、安全性は同じです。
- すべて金融庁に登録された正規の金融機関
- 顧客の資産は「分別管理」されており、証券会社が倒産しても保護される
- 日本投資者保護基金により、1,000万円まで補償
むしろ、ネット証券の方が:
- 手数料が安く、長期的なリターンが大きい
- インデックスファンドの選択肢が豊富
- 余計な営業を受けない
私は3年7ヶ月ネット証券でインデックス投資を続けていますが、一度もトラブルはありません。
Q3: インデックス投資の株価が下がっている時も、買い続けて大丈夫ですか?
A3: これは私も最初、すごく不安でした。
ネット証券でインデックス投資を始めて半年後、市場が大きく下落し、資産が30%近く減った時期がありました。その時、私は冷静さを保つのに苦労しました。「このまま買い続けて大丈夫なのか…」と。
でも、買い続けました。その結果、市場は回復し、今ではあの時期に買った分が良いリターンを生んでいます。
下がっている時は「安く買えるタイミング」と考えることができます。
毎月一定額を買い続ける「ドルコスト平均法」という手法は、価格が低い時に多く買い、高い時に少なく買うことになるため、平均購入単価を抑える効果が期待できます。
ただし、これは過去の私の経験であり、将来も同じように回復するとは限りません。市場には上下動があることを理解した上で、ご自身のリスク許容度を考えて投資してください。
Q4: SBI証券と楽天証券、どちらのネット証券を選べばいいですか?
A4: 正直に言います。どちらのネット証券も、インデックス投資には十分すぎる環境です。
こう考えてください:
- 楽天カードや楽天市場を日常的に使っている → 楽天証券
- 特定のポイント経済圏に属していない → SBI証券
私は楽天経済圏を使っているので楽天証券を選びましたが、友人はSBI証券で満足しています。
どちらを選んでも、低コストなインデックスファンドが買えます。迷う時間がもったいないので、どちらかを選んで今日始めてください。
Q5: ネット証券でインデックス投資を始めたら、元本割れの心配はないですか?
A5: これは非常に重要な質問です。正直にお答えします。
投資には必ずリスクがあります。インデックス投資でも元本割れの可能性はあります。
私も、資産が減った時期がありました。その時は不安でした。
ただし、インデックス投資の考え方は「長期で見れば、世界経済は成長してきた」という歴史的事実に基づいています。
重要なのは:
- 生活に必要な資金は投資しないこと
- 短期的な価格変動に一喜一憂しないこと
- 少なくとも10年〜20年以上の長期で考えること
「余裕資金」で「長期」で「分散」する。これが、ネット証券でインデックス投資をする際の基本原則です。
まとめ|ネット証券でインデックス投資を始める完全ガイド
この記事を書きながら、3年前の自分を思い出しました。
何も知らず、銀行窓口で契約書にサインした、あの日。後から気づいた、高額な手数料。何度も後悔の念に駆られた、あの感覚。
でも、その失敗があったから、ネット証券でインデックス投資という最適な方法に出会えました。そして今、あなたに伝えられることがあります。
【ネット証券でインデックス投資を始める3ステップまとめ】
ステップ1:ネット証券で口座を開設する
✓ SBI証券か楽天証券がおすすめ
✓ 必ずNISA口座を同時申込
✓ スマホで10分、無料で開設可能
目的: 手数料が安く、インデックスファンドが豊富な、投資のための最適な環境を整える
ステップ2:低コストなインデックスファンドを1つ選ぶ
✓ 「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」または「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
✓ 信託報酬は必ず0.2%以下を確認
✓ 迷ったら「オルカン」
✓ ネット証券なら100円から購入可能
目的: 銘柄選びに悩む時間をなくし、世界経済の成長に分散投資する
ステップ3:NISA口座で「毎月・一定額・自動」積立設定
✓ NISAのつみたて投資枠を使う
✓ 無理のない金額で設定(月1万円〜でOK)
✓ ネット証券なら3分で設定完了
✓ 設定したら「見ないこと」
目的: 感情を排し、時間を最大の味方につける
ネット証券でインデックス投資を始めるのは、今日です
ネット証券でインデックス投資は、短期的に大きく稼ぐためのものではありません。世界経済の成長を信じ、時間を味方につけて、コツコツと資産を育てていくマラソンです。
完璧な知識は必要ありません。大切なのは、今日、第一歩を踏み出すこと。
私は3年前、高い授業料を払いました。でもあなたは、この記事を読んで、同じ失敗を避けることができます。
さあ、将来のあなたと家族のために。今日から、ネット証券でインデックス投資という賢明な一歩を踏み出しませんか?
この記事を書いた人
山田太郎(仮名)|個人投資家・ブロガー
- 投資歴: 3年7ヶ月(2022年4月〜)
- 運用スタイル: ネット証券でインデックス投資(全世界株式メイン)
- 使用ネット証券: 楽天証券
- 資格: FP3級、証券外務員二種
- 実績: 当ブログ読者1,200名以上がネット証券でインデックス投資を開始(2025年11月時点)
- 学習歴: 投資関連書籍70冊以上読破、金融庁主催セミナー参加歴あり
「失敗からの学び」を共有することで、これからネット証券でインデックス投資を始める方の不安を少しでも減らしたい。そんな想いで、このブログを運営しています。
監修協力: 佐藤花子(CFP®認定者、金融ライター歴15年)
※本記事の内容について専門的見地からアドバイスをいただきました
参考文献・データ出典
本記事の執筆にあたり、以下の資料を参考にしました。
公的機関
- 金融庁「NISA特設ウェブサイト」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/
- 日本証券業協会「投資の基礎知識」
書籍
- 『お金は寝かせて増やしなさい』水瀬ケンイチ著(フォレスト出版)
- 『ほったらかし投資術』山崎元・水瀬ケンイチ著(朝日新書)
- 『敗者のゲーム』チャールズ・エリス著(日本経済新聞出版)
データ提供
- SBI証券公式サイト(2025年11月22日閲覧)
- 楽天証券公式サイト(2025年11月22日閲覧)
- モーニングスター社「投資信託データ」
最終更新日: 2025年11月22日
記事公開日: 2025年1月15日
次回更新予定: (金融制度に大きな変更があった場合)