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【徹底比較】夫婦向け家計簿共有アプリおすすめ5選&始め方

「夫婦で家計を共有する大切さは分かった。じゃあ、具体的にどのアプリを使えばいいの?」「どうやって始めれば、ケンカせずにうまくいくんだろう?」


そんな、次の一歩を踏み出したいあなたのための記事です

世の中には数多くの家計簿アプリがありますが、夫婦で使う場合、個人の支出管理とは全く異なる「共有のしやすさ」や「プライバシーへの配慮」といった視点が必要です。


この記事では、ファイナンシャルプランナーなどの専門家も推奨する方法に基づき、夫婦での利用に特におすすめできる5つのアプリを徹底比較。さらに、アプリ導入から円満な運用まで、具体的な3つのステップで、その手順を分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたたち夫婦に最適なツールが見つかり、今日から未来のためのチーム作りを始めることができます。

目次

夫婦の家計簿アプリ選びで、絶対に外せない3つのポイント

ポイント①:リアルタイムでのデータ共有機能

夫婦で家計簿アプリを使う最大の目的は、リアルタイムで家計の状況を共有し、同じ情報を見ながら会話することです。そのため、片方が入力した内容が、即座にもう片方のスマホにも反映される「リアルタイム同期機能」は必須条件です。この機能がないと、月末にCSVファイルを交換したり、スクリーンショットを送り合ったりといった不毛な作業が発生し、継続の大きな妨げになります。アプリを選ぶ際は、まずこの機能がスムーズに動作するかを最優先で確認しましょう。

ポイント②:プライバシーへの配慮と共有範囲の設定

「家計は共有したいけど、お小遣いの使い道まで細かく見られるのはちょっと…」と感じるのは、ごく自然なことです。夫婦円満な家計管理のためには、お互いのプライバシーを尊重できる機能が欠かせません。具体的には、「共有したい銀行口座やクレジットカードだけを連携し、個人の口座は非公開にできるか」「『食費』や『家賃』といった共通の費目は共有し、個人の『趣味』や『交際費』は別々に管理できるか」といった、共有範囲を柔軟に設定できるアプリを選びましょう。これにより、「監視されている」というストレスなく、心地よい距離感で家計を共有できます。

ポイント③:銀行口座・カードとの連携機能の充実度

家計簿が続かない最大の原因は「入力が面倒」なことです。この問題を解決するのが、銀行口座やクレジットカード、電子マネーと連携し、支出を自動で取り込んでくれる機能です。夫婦で使う場合、メガバンクはもちろん、地方銀行やネット銀行、各種クレジットカードなど、二人が普段使っている金融機関に幅広く対応しているかが重要になります。アプリを選ぶ前に、公式サイトなどで対応金融機関のリストを確認し、自分たちのメインバンクやカードが対応しているかを必ずチェックしておきましょう。

【2025年版】タイプ別!夫婦で使えるおすすめ家計簿アプリ5選

【王道・高機能派】マネーフォワード ME

「マネーフォワード ME」は、家計簿アプリの決定版とも言える存在です。連携できる金融機関数は業界トップクラスで、銀行、カード、証券、ポイントまで、あらゆる資産を自動で一元管理できます。家族の口座をまとめて管理する「家族アカウント」機能を使えば、お互いの資産状況を安全に共有可能。グラフ機能も豊富で、家計全体の分析をしっかり行いたい、データに基づいた会話をしたいという「きっちり管理派」の夫婦に最適です。プレミアム会員(月額500円程度)になることで、共有機能のポテンシャルを最大限に引き出せます。

【シンプル・簡単派】Osidori(オシドリ)

※2024年7月時点での情報です。サービスの提供状況は公式サイトをご確認ください。
「Osidori」は、その名の通り「おしどり夫婦」のために作られた、共有機能に特化したアプリです。最大の特徴は、「共有の財布」と「個人の財布」をアプリ内で明確に分けられること。共有したい支出だけを二人で管理し、個人の支出はそれぞれが自由に管理できるため、プライバシーを重視する夫婦にぴったりです。デザインもシンプルで可愛らしく、「難しいことは苦手だけど、楽しく家計管理を始めたい」という「ゆるっと共有派」の夫婦におすすめです。

【完全無料派】Zaim(ザイム)

「Zaim」は、無料でありながら非常に高機能なことで人気のアプリです。マネーフォワード MEと同様に金融機関との連携機能も充実しており、レシートの自動読み取り機能の精度も高い評価を得ています。共有機能も無料で利用でき、特定の口座や費目をパートナーと共有することが可能です。「まずはコストをかけずに、無料で家計共有を試してみたい」と考える「お試し・コスパ重視派」の夫婦にとって、最初の選択肢となるでしょう。広告表示が気になる場合は、有料プランへのアップグレードも検討できます。

アプリ名特徴こんな夫婦におすすめ月額料金(目安)
マネーフォワード ME連携数No.1、高機能、資産全体を管理きっちり分析・管理したい夫婦プレミアム:500円
Osidori共有/個人を明確に分離、プライバシー重視ゆるっと楽しく始めたい夫婦無料〜
Zaim無料で高機能、レシート読取が優秀まずは無料で試したい夫婦無料〜
Ocuras家族のタスク管理も同時にできる家計と家事を一括管理したい夫婦480円
B/43ペアカード物理カードで予算管理、アプリと連動予算を決めて共同で使いたい夫婦無料〜

【家事も共有派】Ocuras(オクラス)

「Ocuras」は、家計管理だけでなく、夫婦・家族間の「やること(タスク)」も共有できるユニークなアプリです。「ゴミ出し当番」や「〇〇の買い物」といった日々の家事を登録し、リマインドし合うことができます。家計の共有と家事の共有は、円満な夫婦関係において車の両輪のようなもの。「お金の管理だけでなく、日々の家事分担もスムーズにして、チームとしての連携を深めたい」と考える、「チームビルディング派」の夫婦に最適な選択肢です。

【新しいカタチ】B/43(ビーヨンサン)ペアカード

「B/43」は、家計簿アプリとVisaプリペイドカードがセットになったサービスです。「ペアカード」機能を使えば、夫婦で一つの共有口座(ウォレット)を作り、そこにお互いがお金を入金。その共有口座と紐付いた2枚の物理カードで買い物をすれば、支出が自動でアプリに記録・共有されます。「毎月、食費と日用品費として5万円をこの口座に入れて、その範囲でやりくりする」といった、予算管理が非常にしやすいのが特徴です。「どんぶり勘定を卒業し、明確な予算管理を始めたい」という「プロジェクト管理派」の夫婦に、新しい解決策を提示してくれます。

【実践ガイド】夫婦で家計共有を円満に始める3ステップ

STEP1:アプリ導入前の「キックオフミーティング」

家計共有で最も重要なのは、ツールを導入する前の「話し合い」です。カフェなど、リラックスできる場所で、以下の点についてお互いの考えを共有しましょう。

  • ①なぜ、家計を共有したいのか?(目的の共有)
    • 例:「将来、家を買うために貯金を始めたい」「旅行に行くため」など、ポジティブな目標を設定する。
  • ②どこまでを「共有の家計」とするか?(範囲の共有)
    • 例:「家賃、光熱費、食費は共有」「お互いの趣味や交際費は個人で」など、明確なルールを決める。
  • ③どうやってお金を出し合うか?(方法の共有)
    • 例:「お互い、収入の〇割を共有口座に入れる」「定額で毎月〇万円ずつ入れる」など。

このミーティングが、今後の家計管理の憲法となります。

STEP2:アプリの初期設定と「お試し期間」

キックオフミーティングで決めた方針に基づき、二人で一緒にアプリの初期設定を行いましょう。共有したい銀行口座やクレジットカードを連携させ、費目のカテゴリなどをカスタマイズします。
ここで重要なのは、最初から完璧を目指さないこと。まずは1ヶ月間を「お試し期間」と位置づけ、アプリの使い勝手や、決めたルールが現実的かどうかを検証します。「この費目、分けた方が分かりやすいね」「自動連携がうまくいかないから、別のアプリも試してみる?」など、気軽に試行錯誤を繰り返しましょう。

STEP3:月1回の「作戦会議」で未来を語る

家計簿は、つけっぱなしでは意味がありません。月に一度、15分でも良いので、二人でアプリを見ながら「作戦会議」を開くことを習慣にしましょう。
この会議の目的は、「無駄遣いの犯人探し」ではありません。

  • ①目標の進捗確認:「旅行資金、目標の半分まで貯まったね!」
  • ②次月の予算決め:「来月は外食が多いから、予算を少し増やしておこうか」
  • ③未来の計画:「このペースなら、2年後には車の買い替えも考えられるね」
    このように、アプリのデータを元に、ポジティブで未来志向の会話をすることが、家計共有を長続きさせる最大の秘訣です。

よくある質問

Q1: 夫婦で収入差がある場合、どうやってお金を出し合うのが公平ですか?
A1: 正解はありませんが、よくあるパターンは「①収入に応じた割合で出し合う(例:収入比が6:4なら、生活費も6:4で負担)」「②二人とも同額を出し合う」の2つです。どちらが公平と感じるかは、夫婦の価値観によります。STEP1のキックオフミーティングで、お互いが納得できる方法を話し合って決めることが最も重要です。

Q2: パートナーがあまり家計管理に協力的ではありません。どうすればいいですか?
A2: まずは、相手を責めずに「なぜ協力的でないのか」の理由を探ってみましょう。「面倒くさい」「お金の話が苦手」といった理由が多いです。その場合、「銀行口座を連携するだけで、入力は一切不要だよ」「支出のチェックじゃなくて、旅行の計画を立てるためにやりたいんだ」というように、相手の負担を減らし、ポジティブな目的を伝えることが有効です。まずはあなた一人で始めてみて、データが溜まった頃に「こんなに貯まったよ!」と見せてあげるのも良い方法です。

Q3: 共有を始めたら、お互いの金銭感覚の違いでケンカになりそうで不安です。
A3: 違いがあるのは当然、という前提に立つことが大切です。その上で、「聖域(サンクチュアリ)」を設けることをお勧めします。例えば、「毎月のお小遣いの範囲内であれば、何に使っても一切口出ししない」というルールを決めるのです。これにより、お互いの価値観を尊重しつつ、家計全体としては目標に向かって協力するという、健全なバランスを保つことができます。

まとめ

今回は、夫婦で家計共有を始めたいと考えるあなたのために、具体的なおすすめアプリ5選と、円満に運用するための3つのステップを、網羅的な「完全ガイド」としてご紹介しました。

数あるアプリの中から、あなたたち夫婦に最適なものを選ぶための基準は、

  • きっちり分析したいなら「マネーフォワード ME」
  • プライバシーを重視し、ゆるっと始めたいなら「Osidori」
  • まずは無料で試したいなら「Zaim」
    といった、二人の「性格」や「目的」に合わせることです。

しかし、最も重要なのは、どのアプリを使うかということ以上に、導入前と導入後に、夫婦でしっかりとコミュニケーションを取ることです。

【夫婦の家計共有 成功へのロードマップ】

  1. キックオフミーティングを開き、ポジティブな「目的」を共有する。
  2. 二人で一緒にアプリを設定し、1ヶ月の「お試し期間」を設ける。
  3. 月に一度の「作戦会議」で、過去の反省ではなく「未来の計画」を語り合う。

家計簿アプリは、単なる支出管理ツールではありません。それは、お金という共通言語を通して、夫婦というチームの絆を深め、共に思い描く未来を実現するための、最強のコミュニケーションツールです。
最初は少しぎこちないかもしれません。しかし、このガイドで紹介したステップを一つひとつ実践すれば、あなたたち夫婦の家げいは確実に改善し、パートナーシップはより強固なものになるはずです。
さあ、まずはパートナーをカフェに誘い、「私たち、これからどんな未来を一緒に作っていきたい?」と、語り合うことから始めてみませんか?

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